先週のある日、朝一番でお客様から「給湯器が壊れてしまって困っている」とご相談のお電話をいただきました。
筆者個人もこの2週間ほど、同じマンションの住人の方や、母の友人、息子の同級生からそれぞれ「自宅の給湯器の調子が不安定で、いつ壊れるかわからなくて心配…」という話を聞きました。短期間のうちに、同じ話題が重なったので驚きました。
給湯器は、寒くなってくると床暖房の使用などで稼働率が上がって負荷がかかり、古いものは動きが不安定になる事があるようです。
そして私は、その友人や知人たちに、
「10年以上使っている給湯器で動作が不安定ならば、なるべく早く買い替えを検討してください!」
とお伝えしました。
皆さんは、今 給湯器が手に入りずらいのをご存知ですか?
機種にもよりますが、給湯器の納品には、平均すると約3〜4ヶ月はかかっているそうです。
商品によっては、半年以上かかると言われてしまう場合もあります。
実は給湯器は、2021年9月頃から供給不足になっているのです。
その原因は、
新型コロナウイルスのロックダウンの影響でベトナム等、東南アジアの工場や港が閉鎖したのと、労働者不足でコンテナが滞留して世界中で物流が異常事態に
↓
給湯器の部品や半導体が日本になかなか届かない
↓
上記により、出荷が滞ってしまった為、メーカーに大量の発注がたまっている影響
と言われています。
こちらは、給湯器メーカー「株式会社ノーリツ」の公式サイトに掲載されている納期遅延についての文章です。
(*2022年6月時点)
新型コロナウイルスの感染拡大や世界的な電子部品の供給不足等により、昨年から一部商品において納期遅延が発生し、多大なるご迷惑をお掛けしております。
全社をあげて対策に努め、生産は前年を超える状況まで回復いたしました。
しかしながら、既にいただいておりますご注文が多数ございますので、ご希望通りの納期でお届けができない場合がございます。
増産体制で早期解消に努めておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
屋外設置型であれば、ガス会社や給湯器交換会社の中には、仮設の給湯器を一旦取り付けて、とりあえずお湯だけは使用できる状態にしてくれる会社もあります。でも、仮設も数に限りがあるので必ずやってもらえる訳ではありません。。
給湯器供給の遅延は来年までもう少し続く可能性があるとの見立てもあります。
もし今、お宅の給湯器の調子が悪いのであればお早めに交換をご検討ください!
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